昆陽池 アイガモ?家鴨?

 仲良く泳ぐアヒルのつがい。
白いのは完全にアヒルでしょうが、手前のマガモ模様のはなんて言ったらいいんでしょう。アヒルになりかけなのか、これをアイガモというのか、よくわかりません。
 調べてみると、アイガモというのはふつう有色・小型のマガモとアヒルの交雑種で人間の管理下に置かれるものをいうらしいです。が、近畿では肉屋で家鴨の肉を合鴨として売っていたりするなど、アヒルとアイガモは同一呼称として役所などでも受け取られているそうです。ただ、最近はやりのアイガモ農法に使うのは家鴨では駄目で、野性の血の混じったアイガモでないと雑草とりや害虫駆除の任にたえないようです。

 先ほどのカップルは陸に上がっても仲良くお休み。まわりでぎゃあぎゃあ騒ぐユリカモメの喧騒もおかまいなしに二人の世界のなか。
 こうやって見ると、白いアヒルのほうが幾分か大きいようですね。
アヒルは、ユーラシア大陸の野性のマガモが家禽化されたもので、欧州・中国を中心に、西暦60年ころには既に飼われていたといいます。
日本では平安期に一度飼育されたことがあるようですが、1877年にアメリカからペキンアヒルが導入されてから産業としては本格化したようです。
 ところで、このカップルですが、体格差はあっても同種なので子供もできるようです。

→昆陽池表紙


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