恩智川、平野川

 恩智川は生駒山系の西麓を谷水を集めながら北上し大東市で寝屋川に注ぐ川で、流域の池島地区などは野鳥の宝庫として知られています。

恩智川支流の一つ・長門川下流の川原にいたケリのつがい。
秋にはこの川で良く群れを作っているのを見ますが、春を控えてカップルでの行動のようです。

同じく恩智川の小支流・箕後川源流部の川の傍の溜池にいたカルガモ。小さな、菱が生えた沼で、三羽の小群でした。
鴨にカメラを向けていると、カワセミが飛来して、人のいるのに驚いてUターンして飛び去っていきました。
この水系には、少ないけれど確実にカワセミが繁殖しているようです。


 平野川は大阪平野南部を流れる旧大和川筋の川で、市街地を流れる典型的な都市河川です。三面張りの川相ながら水辺は鳥たちにとって貴重なオアシス、水鳥の姿がよく見られます。

 平野川と今川が合流する付近のコンクリート堤にいたアオサギ。つん、と澄まして歩くのが可愛いというのはおそらくヒトの勝手な主観で、彼ないし彼女は怪しい人間が怪しい行動をとっているので嫌がって逃げているだけなんでしょうね、きっと。もうちょっといいのを撮ってやろうと思って柵から身を乗り出すと、飛び去ってしまいました。おどかしてごめんね。

 平野川が分水路を分ける付近に群れていたユリカモメ。冬季、川筋を行ったり来たりして餌あるいは餌をくれる人を探しています。


撮影日 恩智川…2001.1.5/平野川…2001.1.8

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