琵琶湖疏水

疏水を歩く

−  山科 第一疏水  −

 今回は京都市山科区安朱(JR山科駅の北方)から山科区御陵封ジ山町の九条山浄水場近くで日ノ岡のトンネルに入るまでを歩いてきました。
12月初めの早朝、山科盆地の北はずれでは紅葉も終わりかけ、吐く息も白く少し肌寒さも感じました。
山科区安朱東海道町 
トンネルの向こうは四宮船溜。
光も見えて短いように見えるが600mはある。
安朱馬場ノ東町 安朱橋から 水路まわりは錦繍に彩られる
安朱川向町 安祥寺川との立体交差
疏水の下を安祥寺川が流れる。
山科での川との立体交差はほぼこれに準じる方式。
ごく小さな涸れ谷にも同様の処置がなされている。
山科区御陵 洛東高校付近
水面に映りこむ紅葉
山科盆地を見下ろす 疏水に架かる橋
朝日に照らされる山科盆地。疏水がずいぶん高台を流れていることがわかる。
疏水に架かる橋はどれも歩道より一段上げて作られている。
舟運の名残で、船が通る際に妨げにならぬよう工夫されたもの。
石の柵の向こうは天智天皇陵 黒岩のトンネル ごく短い
400mほど天智陵に沿った部分が続く。
陵は鬱蒼と繁った木で暗い。
御陵黒岩地区 黒岩トンネル手前のアーチ橋
一旦疏水と離れる 山は北花山 九条山浄水場
九条山浄水場を過ぎると再びトンネルに入り、次に出てくるのは蹴上となる。
日本最初の鉄筋コンクリート橋
柵が張られていて情緒を損なうが落ちるよりはいい
日ノ岡のトンネル 粟田口へ抜ける府道143号
府道の右手の山を疏水が通っている。
この山科から粟田口へ抜ける峠は、かつて輸送の難所だったという。

撮影日  2001.12.2


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