遠山の金さん

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

遠山金四郎/高橋英樹 お志津/あべ静江 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 早田彦十郎/宮尾すすむ 利助/鳳啓助 おかつ/京唄子 お千親分/樹々希林
脚本/山本英明、小川英 監督/井沢雅彦
おけい/永島暎子 新次/真夏竜 熊さん/北野清治 虎さん/古代一平 黒部進 河合絃司 北見唯一 木谷邦臣 藤長照夫 小谷浩三 仙右衛門/深江章喜 おちか/三島ゆり子

第40話 「投げ縄おけい 私の過去をあばかないで!」 1983.1.20  54

 過去のある女は幸せを諦めかけるが、相手の男は真実を知っても怯まない。はじめから全てを知っていて手厚いケアをした金さんを陰で拝んで、恋人たちは江戸を去ってゆく。

下鴨神社

ロケ地

  • 勤め先で昔の仲間の死体を見て飛び出したおけいに、過去を清算せよと促す金さん、下鴨神社泉川畔。参道脇に塀をこさえて、建物の裏手ふうに演出してある。
  • ひそかに昔仲間の寺男を訪ねるおけい、神光院本堂前の橋を庵のほうへ渡ってくる。爺さまの住まいは切り替えてセットで別撮り。後段、爺さまが吊られて見つかるのは本堂脇。
  • 江戸を離れるおけいと新次、下鴨神社参道。街道設定で、駕籠や旅人が行き交い、茶店があしらってある。

*おけいは永島暎子、幼くして殺し屋に仕立てられ、捕まって遠島ののちみごと更生という設定。しかし危機にはかねて用意の得物を出し切り抜ける場面があり、投げ縄の端つかんでキメるところはかっこイイ。恋人の板前は真夏竜、彼の雇い主でなかなか理解のある親爺は北見唯一、仲間のうちたった一人おけいが消息を知っていた寺男の爺さまは河合絃司。保身のため昔の手下を消してゆくおかしらは深江章喜、今の手下は黒部進。単に自堕落な女と見えて実は悪党の妾な旅籠の女将は三島ゆり子。


→ 遠山の金さん 表紙


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