遠山の金さん

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第76話 「愛か真か 岐路に立つ女!」 1983.11.24  5

 鳶の亭主と赤子と三人、幸せそうな一家には「過去」あり。陰謀に踊らされ、幸せを壊しかけた「赤子の父」だが、金さんの奔走で彼の激情は収束する。

竹中稲荷

ロケ地

  • お竜を連れて出かけた金さんがお種と貞吉を見かける神社、吉田神社竹中稲荷。夫婦のお参りは本殿、帰り道おもちゃを求める露店は参道重ね鳥居下に演出。
  • 長次が寄場を脱走するくだり、ロングの画は罧原堤下に設営か(バンクフィルムっぽい)。近景は広沢池東岸、汀に柵などあしらい。長次は木にかけたロープを使い、葦原に潜む仲間の船に飛び乗る。
  • 長次がお種を待つ夜の小網町河岸、広沢池東岸。沖の屋形船の窓が開いて、筒井がお種に無体を仕掛けているさまが長次の目に。船頭が金さんに入れ替わっていてお種は無事。このあと亀蔵一味と立ち回り。

遠山金四郎/高橋英樹 お志津/あべ静江 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 早田彦十郎/宮尾すすむ 利助/鳳啓助 おかつ/京唄子 お種/山本みどり 長次/伊吹剛 熊野屋藤兵衛/武藤英司 木曽屋忠兵衛/河合絃司 筒井将監/田中浩 おやす/春やすこ 亀蔵/玉生司郎 貞吉/坂口徹郎 安岡真知子 藤沢徹夫 藤山良 勝野賢三 世利ゆかり 高根さつき 深谷宏子 藤長照夫 妹尾友信

脚本/小川英、小野竜之介 監督/井沢雅彦

※お種の子は長次の胤だが、彼が寄場送りになったあと窮し入水を思い詰めたお種を、貞吉が救った次第。企みは、筋違御門改築の請負簒奪、黒幕は普請方重職の筒井、木曽屋から仕事横取りの材木商は熊野屋、長次の元親方で悪事に加担する口入屋は亀蔵。
※足場を崩し、不届きのかどで木曽屋から御用取り上げ、事故は長次が嫉妬に狂ってやったと繕う企み。貞吉は重傷、他の鳶は三人死亡。


→ 遠山の金さん 表紙


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