桃太郎侍

第107話 「天狗が泣いた兄弟仁義」 1978.10.29

 桃さん、悪さをしたちんぴらをとっちめたら、男気に惚れられて盃を交わすことに。桃さんの兄弟分となった天狗安(谷啓)は心を入れ替えるものの、仲間のはたらいた恐喝事件に巻き込まれ散ってしまうのだった。

広沢池

ロケ地

  • 安五郎が桃さんに心服してしまって面白くないおたま(鶴間エリ、安五郎情婦)と千代松(平泉征)、草むらでいちゃついていて綱木(田口計、無役御家人)の恐喝現場を目撃する川端は広沢池西岸。綱木は屋形船で来ていて、あとをつける千代松は池に入って泳ぐ。脅されて金を持ってきた高鍋藩留守居役の爺さまは草むらで切腹。設定は新大橋の河原、後段の千代松の脅し文句から。
  • 事後、天狗安のことをつばめ相手に述懐する桃さん、嵐山公園中州(堰堤下あたりの北岸)。つばめの深刻な話に天然返しで怒らせ、追っかけっこで幕。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 鶴間エリ 荒砂ゆき 田口計 江幡高志 平泉征 江並隆 森秀人 谷啓 玉川すずめ/西川峰子 蛙の田之助/山城新伍

脚本/和久田正明 監督/田中徳三

※安の仲間、あと二人は荒砂ゆき(お梅、元情婦)と江幡高志(通称ぼうふら、手下)。彼らの長屋は花川戸。
※「許さん」二回あり、天狗安たちをとっちめる際と、大目付たちを成敗に行くとき。前者は斬らず殴り倒し。
※恐喝実行犯の綱木、桃さんが名乗りを上げる前に頓死。大目付の内藤が肩を触るとぐらり、見ると小柄が刺さっている。どんな小柄よ。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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