桃太郎侍

第108話 「流転の女に情の傘」 1978.11.5

 怪しのポン引きに声をかけられた桃さん、武家女というのを捨て置けずついてゆく。桃さんの温かい言葉や諭しは運命を変えられなかったが、女の心奥には届いていた。
タイトルは、心中をしくじり晒されている女に、桃さんが差しかけてやった傘。

赤山禅院

ロケ地

  • 桃さんが型を使いトレーニングの寺院境内、赤山禅院本殿まわり。ここで津和(加賀まりこ)と思わぬ再会、彼女の夫の墓がある寺。雲母不動堂なども映り込む。
  • 津和のことを考えながら、暗い顔で釣りをする桃さん、広沢池東岸に桟橋あしらい。つばめが弁当を持ってくる。ラストシーンも、つばめとここで。
  • 晒し場から遊郭に移される津和を貰い受け寮に連れ込む尾張屋(北原義郎)、寮の門は中山邸通用門

桃太郎/高橋英樹 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お光/西川ひかる おえい/関悦子 とん太/北野清治 大八親分/鈴木瑞穂 片桐竜次 北原義郎 近藤宏 加賀まりこ 大木晤郎 松本泰郎 遠山金次郎 黛康三 星野恵美子 紅かおる 大城泰 有島淳平 内藤康夫 藤山良 西山清孝 細川純一 玉川つばめ/野川由美子

脚本/和久田正明 監督/田中徳三

※むかし津和の夫の若党だったポン引きは片桐竜次、抜け荷買いの尾張屋の黒幕は大目付・亀石長門守、近藤宏。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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