桃太郎侍

第116話 「雪に舞い散る母子唄」 1979.1.7

 七年も引き裂かれていた母と子、やっと会えた喜びはすぐ血に塗れる。身寄りの無い少年たちを使嗾し、塵芥の如く始末した強欲な旗本を、桃さんが捨て置くはずもなかった。
薄倖の母が身を寄せていた、小さな岡場所がいい味。

嵐山公園

ロケ地

  • お店者を夜道に襲う幸太郎、広隆寺東塀際(境外)
  • 風花屋のお豊が桃さんを誘いやって来る河原、嵐山公園中州下手河原。お豊は、亡き亭主と、行き方知れずの息子に擬した人形を流す。
  • 侍に使嗾され、千両箱を積んだ船を襲う幸太郎たち、広沢池か罧原堤か、夜の汀。
  • 始末されるところ一人逃れた幸太郎、母のいる岡場所へ行き母と逃げるも追いつかれ斬殺される夜のお堂、大覚寺護摩堂
  • 事後、お豊と幸太郎の塚に香華を手向けて去る桃さん、嵐山公園中州舳先(下流側)

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 大八親分/鈴木瑞穂 柳川慶子 関敬六 川合伸旺 西田良 青木卓 井上昭子 蓑和田良太 梅地徳彦 藤村薫 木谷邦臣 和田昌也 大月正太郎 細川純一 稲垣陽子 松岡健治 葉田宏是 福田雅章 蛙の田之助/山城新伍

脚本/和久田正明 監督/山下耕作

※風花屋にいる年嵩の女郎・お豊は柳川慶子、さんざん辛酸を舐めてきている模様。気のいい楼主は関敬六、桃さんに療治を頼む。幸太郎に目をつけた侍は西田良、彼の上司は川合伸旺で、大番頭・木暮。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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