桃太郎侍

第120話 「和蘭ことばに父娘の涙」 1979.2.4

 蘭学を志すも大成しなかった侍は娘と市井に暮らすが、かつて在籍した藩から物騒な翻訳の仕事が舞い込む。
娘役に今出川西紀を配してあるので、絵面からして不幸のてんこ盛り。父親は病を得ているうえ酒びたり、藩の用事というのが江戸じゅう火の海計画、本人は固くて人の親切も届きにくいという難しさだが、桃さんはきっちり鬼退治を遂行してくる。

ロケなしセット撮り

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 今出川西紀 須賀不二男 原口剛 有川正治 滝譲二 白川浩二郎 宮川珠季 小坂和之 浜村純 蛙の田之助/山城新伍

脚本/柏原寛司 監督/田中徳三

※父親は浜村純、古川藩江戸家老は須賀不二男で腹心が原口剛。狙いは殿様の要職就任を邪魔した月番老中の失脚だが、お城も市中も火の海にという計画がちょっとアレ。桃さん乗り込み時には火薬を大量製造中であったが、立ち回りの前にラボへ水ぶっかけてから仕事にかかる丁寧さを見せる桃さんであった。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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