桃太郎侍

第126話 「看板娘を狙う鬼」 1979.3.18

 男手ひとつで育てた娘を溺愛する親爺の、泣き笑い人情劇。娘にはとんだ虫がついてしまうが、悪者は欲をかいて必然の運命に落ち、騒動がきっかけで婿がねも見つかってめでたく終わる。
ラス立ちを出すため?みたいな、兄上がらみの権力闘争が、筋立てに割り込んでいる。

中ノ島橋

ロケ地

  • 長屋を出てきた島次をつける与五郎、大覚寺有栖川畔(河床から見上げ)。おまきをどこへやったと迫り、逆にボコボコにされるシーンは五社明神舞殿。
  • 島次が暗殺実行犯の侍に接触する町角、二尊院墓地坂。内懐へ飛び込み、巧みに刀を取り上げて迫る。口止め料五百両を要求。
  • 島次がおまきを売り飛ばした女衒のところへ乗り込み救出する桃さん、連れ帰る途中「帰れない」と沈むおまきを宥める橋は中ノ島橋、欄干越しに堰堤の落水を映し込む。

桃太郎、松平備前守/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 新助親分/小林昭二 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 金子信雄 千野弘美 早川保 内田昌宏 伊藤克 大木晤郎 富永佳代子 重久剛一 東孝 日高綾子 大月正太郎 白井滋郎 なべおさみ 蛙の田之助/山城新伍

脚本/和久田正明 監督/田中徳三

※豆腐屋の頑固親爺は金子信雄、娘のおまきは千野弘美、おまきに気があり通い詰める畳職人・与五郎はなべおさみ。おまきを手籠めにする色悪は内田昌宏。若年寄・本多を暗殺し、備前守も狙う寺社奉行は早川保。ラス立ち福ちゃん入り、鬢擦れ激しい浪人態・ごろつき道場のヒト?

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


  → 桃太郎侍 表紙

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