桃太郎侍

第129話 「無法河岸の女親分」 1979.4.8

 鬼の棲み処などと人が恐れる、深川の無法河岸。桃さん、そこを仕切る女親分を治療したことから縁ができる。彼らがやばいヤマを踏んでいると知った桃さん、親身になって諌めるが、事は既に動いてしまっていた。

下鴨神社

ロケ地

  • 無法河岸へ治療に来てくれた桃さんを送ってゆく女親分・おりょう、下鴨神社泉川切石橋〜橋上手右岸汀。導入は橋で、カメラ真上から。林床がいつになく明るく、印象的。
  • おりょうに釣りに誘われた桃さん、迎えに来た直次郎と連れ立って行く道、嵐山公園中州護岸か(石積、並木が沿う)。おりょうが待っているのは嵐峡・巌の上。釣りは船を出して嵐峡で・けっこう流速がある。
  • 無法河岸が侍たちの襲撃を受け、おりょうを連れて逃げる直次郎、下鴨神社瀬見の小川河床。おりょうが斬られ手傷負い茂みに身を隠すが追っ手に見つかり、直次郎、おりょうを守って膾。ローアングルで、一見池跡にも見える。もちろんこのとき河床に水は流れていなくて、橋の下に逃げる二人の足を映すシーンもある。
  • 直次郎の遺髪を国へ届けるため旅立つおりょう、桃さんが見送る街道筋は嵐山自転車道(導入は公園の木の傍から見上げ)

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 赤座美代子 平泉征 伊達三郎 田中弘史 中田博久 白川浩二郎 細川純一 原田逸夫 椿竜二 友金敏雄 玉川すずめ/西川峰子 蛙の田之助/山城新伍

脚本/和久田正明 監督/田中徳三

※おりょうは赤座美代子、一の乾分の直次郎は平泉征、最後のさいごに直の気持ちに気付く姐さんという演出が渋い。おりょうが五百両をぶんどった献残屋・東海屋は田中弘史、これとつるむ側用人は伊達三郎で、強面の部下は中田博久・侍集団を率いてスラムを強襲。
※スラム表現、東映のいつものやつだが、鶏モモ焼いて齧ってるシーンがないので、微妙におとなしく見える。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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