桃太郎侍

第138話 「血槍武士道」 1979.6.10

 その気性で国を退転した、槍一筋のいのしし侍は、妹に運命を共にさせてしまったと気に病み、仕官して身を立てようとする。しかしそのことが、当の妹を無残な結果に突き落としてしまうのだった。

嵐山自転車道

ロケ地

  • 新兵衛が槍の稽古をしているところへ通りかかり、相手をと挑まれる桃さん、二尊院墓地。このときは相手せずにすたすた去る。後段、新兵衛の相手をつとめるシーンや、彼の妹・つると会話するシーンも出てくる。設定は、兄妹が寄宿している寺の境内と思われる。
  • 新兵衛が入ってゆく寺、相国寺光源院。中はセット撮り、寺名は安楽寺と後段で語られる。
  • 新兵衛に招かれた桃さん、つるが送ってゆく帰り道は相国寺大光明寺南路地
  • 妙法寺の寺男につるのことを聞き込む、旗本・宇津木の若党、相国寺大光明寺か(門のパーツのみ)
  • 茶店に陣取り、通りかかるつるを待ち構える宇津木たち、大覚寺五社明神近くの池畔に設営。宇津木を強盗と疑っている新助親分が、祠の陰から見ている。放生池堤も映り込み、通行人があしらわれている。
  • 宇津木に陵辱されたあと、斬りつけるも返り討ちに遭うつる、若党と下男が大八に死体を乗せて運び、車ごと投棄する土手は嵐山自転車道(川側から見上げ)。直後、桃さんや兄が駆けつける途中で見つける。
  • 迎えに来た藩士とともに出羽へ帰る新兵衛、桃さんが見送りに出る街道は嵐山自転車道、公園側から見る図・木をナメて。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 新助親分/小林昭二 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 目黒祐樹 鈴鹿景子 待田京介 片桐竜次 西田良 中村錦司 宮川珠季 安部潮 河野実 堀内一市 伊野部亮介 内藤康夫 大城泰 和田昌也 玉川すずめ/西川峰子 蛙の田之助/山城新伍

脚本/和久田正明 監督/田中徳三

※新兵衛は目黒祐樹、妹は鈴鹿景子。わるい大身旗本・宇津木は待田京介、西田良は仲間。国から新兵衛を呼び戻しに来る組頭は中村錦司。ラス立ち福ちゃん入り、ちょっといい袴着ているので旗本仲間設定か・桃さんに後ろ手でぐっさり刺されている。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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