桃太郎侍

第150話 「オーイ! 出てこい三千両」 1979.9.2

 九蔵親分が持ちかけた、むかし盗まれた御用金探索のネタ。皆ひとしきり欲をかいて馬鹿をやらかすが、事の真相はけっこう悲惨で、出世欲で盗っ人まで振り回した大ねずみが隠れていた。

鳥居本八幡宮

ロケ地

  • 探索の件は桃さんだけが頼りと話す九蔵親分、笑って聞く釣りの桃さんは広沢池東岸にしつらえた桟橋の上。
  • 盗っ人が金箱を隠していたひよどり神社の古井戸、鳥居本八幡宮の井戸。田之助、つばめ、仁兵ヱがそれぞれ人を出し抜いてやって来るが鉢合わせ、しかし井戸の中から先に来ていた彦助が現れるという寸法。箱を開けてみるシーンは、舞殿下の崖法面。後段、棒手振りの源次がやって来て仁科主従に斬られてしまうのは鳥居前で、いずれも夜間撮影。
  • 残りは藤兵衛一人となり、桃さんが彼を連れ出して説得するくだり、釣りをするのは広沢池東岸の桟橋、話が続く帰り道は仁和寺九所明神本殿まわり・拝殿や塔映り込み。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 九蔵親分/福田豊土 おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 今福正雄 山本みどり 左右田一平 幸田宗丸 高峰圭二 白川浩二郎 勝野賢三 原田力 笹木俊志 福本清三 蛙の田之助/山城新伍

脚本/松原敏春 監督/井沢雅彦

※足を洗っていたのに娘をタテに脅され犯行に及んだ藤兵衛は今福正雄、彼の死後何も知らされず嫁いでゆく娘は山本みどり。猟官運動資金で公金横領をやらかし、穴埋めの口実に盗みをはたらかせた元金奉行は幸田宗丸、金箱ははじめから石くれ入りだったという話。盗っ人の大工の朋輩で左右田一平、冒頭山本みどりにからみ桃さんにどつかれる酔漢の一人に福ちゃん(ラス立ちにもいたと思うが、断定ムリ)。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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