桃太郎侍

第158話 「父子で彫った愛の面」 1979.10.28

 将軍のお声掛かりで能面を作ることになった備前守だが、政敵が妨害工作を仕掛けてくる。そこで、身を持ち崩していた名工が抜擢され、曲折のすえ作り上げるという筋立て。
面打師が柴田p彦なので、碌な結末にはならないほか、一人息子やむかし引き裂かれた妻とのベタな情話が展開される。

大覚寺

ロケ地

  • 酒井長門守邸、大覚寺大門。導入は御殿川越し・対岸から。備前守の依頼を断った観阿弥が、そのことを報告しに来る場面。
  • 制作を始めるものの刺客に腕を斬られる清次郎、父を案じた坊がお百度を踏みに行く夜の神社は大覚寺五社明神。実は母である婦人が現れて、共にお祈りをと参加。
  • 清次郎の墓、くろ谷墓地。三沢屋も参り、娘と引き裂いたことを詫びる。桃さんは面が将軍家に嘉納されたことを述べ、手向けとする。

桃太郎、松平備前守/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 柴田p彦 早瀬久美子 上田孝則 中村孝雄 冨田浩太郎 外山高士 永野達雄 柳原久仁夫 小峰隆司 蓑和田良太 玉川すずめ/西川峰子 蛙の田之助/山城新伍

脚本/野波静雄 監督/山下耕作

※政敵の酒井は外山高士、備前守を出し抜いて若年寄を狙う…城中で備前守と話すシーンがあるが、役職は不明。ラス立ち福ちゃん入り、酒井の家来・二度ほど派手に斬られている。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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