桃太郎侍

第19話 「中仙道・鬼狩り道中」 1977.2.13

 女衒から逃げた田舎娘を預けられ、大元を正しに上州へ赴く桃さん。ちょうど巡検使が派遣されていて、わるい郡代どもは桃さんをそれと誤認、接待漬けにするのであった。

北嵯峨農地

ロケ地

  • 街道をゆく先乗りの伊之助、北嵯峨農地竹林際〜農道(稲架あり)。腹下しで用を足していたところ、巡検使・安藤とその供が襲われているのに出くわすのは竹林。
  • 何度も普請が繰り返されている橋の工事現場、罧原堤対岸河川敷。役人が苦役の百姓を追い使っているシーンと、偽巡検使の桃さんから下賜の金が配られるシーンに出る。河原には旺盛に葛が茂っている。
  • 宿場で本物の巡検使に出くわし、慌てて桃さんへ注進に走る伊之助、走る道は嵐山自転車道・嵐山東公園傍(河川敷から見上げの図、公園の並木が映っている)。ここは、江戸へ帰る桃さん一行がゆくラストシーンにも出る。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仁兵ヱ/深江章喜 おみよ/吉本眞由美 ちょろ髭/下之坊正道 安藤数馬/入川保則 越後屋/武藤英司 佐野誠一郎/勝部演之 銀平/梅津栄 お加代/大森不二香 青山伊織/戸浦六宏 源六/重久剛 岩吉/宮川珠季 お京/范文雀 猿の伊之助/植木等

脚本/山本英明 監督/田中徳三

※ラス立ちマジ斬り、巡検使に斬りかかった郡代・青山と、八州取締出役・佐野もずんばらり。材木商・越後屋も匕首を振り回すが、これは剣術からきし設定の安藤が当て落とす。
※桃さんの顔をまじまじ見た安藤、はっと気付いて平伏。「松平新之助」を毎日見ているらしい。
※お京は元女賊、安藤邸へ入って露見後赦され協力者に。
※玉川一座に助けを求めた娘・お加代は松井田生まれ、舞台となるのは岩鼻代官所、くだんの橋は「もとす橋」と聞き取ったが詳細不明。郡代に死骸の始末を聞かれた八州が、「利根川へでも」との発言があるが、松井田なら碓氷川かも。


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