桃太郎侍

第22話 「あに、おとうとめぐり会う日に」 1977.3.6

 桃さんの兄上が若年寄に内定、しかも上様直々の御下命で旗本の綱紀粛正を任されることに。もちろん抵抗激しく、兄上は怒りのあまり暴発寸前。そのうえ町では、赤鞘組なる旗本奴が横暴の限りを尽くしていた。

大阪城

ロケ地

  • 松平備前守の行列がゆく街道、渡る橋は不明(バンクフィルムか、他作品でも見かける)。島影の見える山道は、沖島町山道(25号彦根近江八幡線から入った地道か/島影は沖ノ島、「くびれ」がはっきり見える)。これまではロング、寄っての絵は下鴨神社参道、お供の顔も見える。
  • 河内屋の娘・お幸が母とお参りに来ている神社、吉田神社竹中稲荷本殿。桃さんと直助が、赤鞘組を捜して来ている参道は同じ竹中稲荷の参道重ね鳥居下、ここで赤鞘組が現れてお幸を連れ去ろうとし、桃さんに帯パラリを食らう。参道には露店あしらい。
  • 江戸城イメージ、大阪城天守。目付の間に入ろうとした備前守が恥をかかされるくだり。
  • 罷免が決まっている若年寄・植村出羽守邸、大覚寺大門(式台玄関からズームアウト)。赤鞘組首領・本多達十郎が、お幸は献上するが金はこっちで貰うと報告に来るくだり。
  • 江戸城イメージ、姫路城天守(はの門下坂から見上げ)。松の廊下で、備前守が出羽守や本多から恥辱を受けるくだり。諸侯のなりは烏帽子大紋で、ますます笑える。
  • 備前守がお忍びで縁者の墓参に川崎へ向かう途中、赤鞘組の襲撃を受ける鈴ヶ森、下鴨神社。待ち伏せする赤鞘組は泉川のほとりにたむろ、備前守の行列は参道を来る。

桃太郎、松平備前守/高橋英樹 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仙太/雷門ケン坊 おみよ/吉本眞由美 ちょろ髭/下之坊正道 仁兵ヱ/深江章喜 お兼/南条みづ江 かん平/桂小かん 神島伊織/大友柳太朗 本多達十郎/亀石征一郎 百合/山本由香利 三勝/津田亜矢子 大久保勝四郎/黒部進 直助/谷村昌彦 河内屋/谷口完 目付田代/石浜祐次郎 梶村/森章二 お幸/八代郷子 植村出羽守/小池朝雄 すずめ/西川峰子 玉川つばめ/野川由美子

脚本/野波静雄 監督/松尾正武

※ラス立ち、桃さんはマジ斬り、つばめやすずめの投げ刃を受けた者や、お供に化けた桃さんファミリーにぼこぼこにされた者も。
※河内屋が桃さんの居所を吐かされる際、「米沢町の通称お化け長屋」と発言。
※福ちゃん、赤鞘組の一員で、長屋襲撃とラス立ちに登場。ラス立ちでは、腰元に扮した熊造に斬りかかってつばめに刃刺されて、熊造にポカリ。桃さんとの対峙も。
※江戸屋での祝いの無礼講で皆舞い踊るテーマは「桃太郎侍の歌」、EDへなだれこみ。


  → 桃太郎侍 表紙

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ