桃太郎侍

第245話 「涙ボロボロ唐辛子」 1981.6.28

 陶器フェチのフィクサーがもとで、幸せをつかみかけた者たちの運命は狂ってしまう。助けられなかった悔いを胸にうどんを啜る桃さん、源さんの残した唐辛子と売り口上の記憶が涙を誘うのだった。

相国寺

ロケ地

  • 源次郎を連れ出し、誘拐した三吉をタテに土蔵破りを強要する岡っ引・蝮の伝蔵、相国寺鐘楼裏手塀際(東望の図、このとき鐘楼は映らず)。伝蔵が去った後、源次郎が斬られて大怪我と聞いたお春が駆けつけてくる。
  • 越後屋の蔵から盗ってきた茶碗を持って、指定された水天宮境内へやって来る源次郎、相国寺宗丹稲荷〜鐘楼脇。河内屋と秋元の部下が現れ、源次郎を殺し茶碗を持ち去る。検死のシーンと、泣き縋る三吉の絵も撮られていて、「許さん」。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 玉川ちどり/坂上味和 とん太/北野清治 玉川かもめ/遠藤薫 工藤堅太郎 早瀬久美 安部徹 小山友成 赤松由佳子 杉江廣太郎 八名信夫 永野辰弥 佐藤京一 北村光生 近江輝子 春藤真澄 宮城幸生 高並功 蛙の田之助/山城新伍

脚本/高橋稔 監督/田中徳三

※唐辛子売りのやもめ・源次郎は工藤堅太郎、養親の叔父が土蔵破りで、技術を伝承されているが本人はとうに縁を切って堅気の暮らし。同じく長屋の住人で未亡人のお春は早瀬久美、源さんと思いあい、皆で祝福することになっていた←このヒトも斬られるが助かり、源さんの遺児を我が娘とともに育てると決意。元大目付で大奥中臈の父・秋元日向守は安部徹、取り入ろうとして茶碗横取りを画策する悪徳商人は永野辰弥、お春に惚れており源さんに嫌がらせをする伝蔵は八名信夫←シメられぶりがなかなか。ラス立ち福ちゃん入り、槍持って向かってくる。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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