桃太郎侍

第258話 「さらば桃太郎」 1981.9.27

 つばめを亡くした桃さんに、またもや悲しい別れが訪れる。兄上を狙う敵は老中首座、松平一族を恨む風魔一族が手先となって襲い掛かる。桃さんはぴったり張り付いて守るが、敵は強大で執拗だった。

大内

ロケ地

  • つばめの墓に参る桃さん、二尊院墓地。このあと、新しい太夫が入った玉川一座へ顔を出す。
  • 昨夜の異変を受け、兄上を訪ね報告する桃さん、備前守邸の庭、不明(池泉端、遠景に甍)
  • 弥生太夫の正体を見破った桃さん、長屋の皆を監禁してある場所へ案内させる際通る土塀際、仁和寺塀際(境内)。風魔のアジト、鳥居本小柴垣道付近に入口設営か(竹垣と門。内部はセット撮り)
  • お城イメージ、姫路城天守。老中・板垣能登守に呼ばれた備前守が、増上寺代参の詳細を聞かれ、そのあと大目付寺社奉行罷免と聞かされ反発するくだり。
  • 増上寺、清凉寺山門。楼のアップ〜開口部越しに本堂を望む図。葵紋の幔幕と、衛士あしらい。
  • 代参の備前守の休息所となる塔頭、相国寺林光院。門内外と式台玄関を使い、内部描写はセット撮り。名称については、劇中「たいぜんいん」と発語されるも字は不明。
  • 老中・板倉邸の庭、枳殻邸。桃太郎登場は回棹楼、このあと築山まわり、侵雪橋、印月池畔と芝地で大立ち回り、老中を斬るのは傍花閣そば遣水端。
  • 消えた桃さんのことを皆が忖度する頃、いずこかの街道をゆく桃さん、大内亀岡道(辻堂手前を南へ向かって歩く。カメラ引いてゆき、ロングでは八木道も映り、旅人が配されている)

桃太郎、松平備前守/高橋英樹 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 玉川ちどり/坂上味和 とん太/北野清治 玉川かもめ/遠藤薫 早乙女愛 川合伸旺 田中浩 村田正雄 北九州男 里見和香 鈴木康弘 波多野博 かまくら文太 福本清三 細川純一 稲田龍雄 釼持誠 佐藤浩 森山紹秀 佐藤好将 伊吹剛 蛙の田之助/山城新伍

脚本/山本英明 監督/井沢雅彦

※老中は川合伸旺、腹心の勘定奉行は田中浩。風魔一族のかしらは伊吹剛、実はくノ一だった弥生は早乙女愛、忍びの衆は福ちゃん以下多数出ているが顔隠れてる例多し。兄上の用人は村田正雄。
※茶店地獄ならぬ「みちのく屋地獄」が傑作、忍びが化けたレギュラーメンバーとバトル。仁兵ヱの鎖鎌もたいがいだが、彦さんが小屋根から飛び降りて襲い掛かるなどして笑わせる。倒したあとのマスクべりべりもちゃんとある。
※事後、看板を外し室内を片付けて消える桃さん、そのあと三太夫が駕籠仕立てて迎えに来て身分ばらし。何も言わず文も残さず消えた桃さんを娘たちは怒るが、田之さんは帰還の可能性も示唆。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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