桃太郎侍

第4話 「甘くて苦い恋弁当」 1976.10.24

 リストラに遭った職人の悲哀、祝言間近の許婚者や、病の老母はもちろん、長屋衆にも言えず、いつも通り家を出て、許婚者の作ってくれた弁当を野外で食べる日々が続く。
もとより桃さん彼の様子を気にかけており、やがて事は皆の知るところとなるが、職人を馘首したお店は裏でけっこうな悪事をはたらいていた。

永観堂

ロケ地

  • 文吉が弁当を食べる境内(?)永観堂放生池岸辺、画仙堂基壇(雨宿り)、放生池弁天島石橋上。
  • 文吉が許婚者のお幸と夜に待ち合わせの橋、中ノ島橋。お幸は先に来ていて、堰堤の落水を見ている。屈託ないお幸を見てまた言い出せない文吉、倅と桃さんたちの相談を立ち聞いた老母がそれを見ている寸法。このあと老母は入水を試みちょろ髭に止められるが、このシーンは中州本流側の堰堤近く(ブロックの方)
  • 金華堂へ掛け合いに行った桃さん、チンピラに囲まれる帰り道は広隆寺東塀際。このあと逃げ散った者どもを伊之助がつけていって、不正の数々も知れる次第。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仙太/雷門ケン坊 おみよ/吉本眞由美 ちょろ髭/下之坊正道 お兼/南条みづ江 かん平/桂小かん 文吉/青山良彦 お幸/梶三和子 金華堂藤兵ヱ/内藤武敏 大沢作次郎/鈴木瑞穂 同心伊藤/坂東吉弥 お繁/村田千栄子 八蔵/杉沢勝雄 小染/志の原良子 雷門の善八/阿波地大輔 猿の伊之助/植木等

脚本/飛鳥ひろし 監督/田中徳三

※ラス立ちは基本峰打ち、一人だけ斬った音した感じだが、ピシュッていうのは帯斬った音かも。それと勘定組頭のヒト、額に血タラリしてたけど死んでないと思う。口上では「名乗るほどの者ではない」の発言。


  → 桃太郎侍 表紙

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ