桃太郎侍

第53話 「じゃじゃ馬剣法」 1977.10.9

 紀州藩指南役をつとめる道場の跡継ぎ娘はとんでもない鬼娘、己より強い者でなくば婿にとらぬと鼻息荒し。お決まりの展開で、一旦負けるやメロメロというアレだが、互いの父道場主の葛藤や、地位を狙う悪党どもが蠢いて血腥い展開に。最後は、若い二人の新生活が端緒についてメデタシ。

仁和寺

ロケ地

  • 鬼娘を負かしたと嘘をついた大島道場の倅・小十郎と、名門・小石川錬成館の娘・千鶴が果し合いをする浅草寺境内、仁和寺観音堂前。見物人多数。
  • 千鶴の父が切腹した経緯を聞いた大島道場の主・典膳が、盗まれた奥義書を取り戻しに乱入する岸田道場、大覚寺明智門。中はセット撮り。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仁兵ヱ/深江章喜 おみよ/吉本真由美 お兼/南条みづ江 かん平/桂小かん 千鶴/水原麻記 神尾成政/佐々木孝丸 大島典膳/見明凡太朗 岸田孫九郎/江見俊太郎 西村帯刀/西山嘉孝 平田屋藤蔵/近藤準 大島小十郎/有川博 玉川すずめ/西川峰子 雉の与之助/藤岡琢也

脚本/山本英明 監督/田中徳三

※腕前を危ぶんだ父に武者修行に出されていた小十郎、千鶴と立ち会った際もはじめは見苦しく逃げ回るのみ。しかし次第に型を為してゆき、遂に打ち負かす。これについては桃さん解説、方々で優れた遣い手を見てきた成果。
※ラス立ち、錬成館高弟で千鶴の婿がねだった岸田を最後に仕留め、懐から奥義書がころりという絵なので、納刀シーンとか無し。


  → 桃太郎侍 表紙

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