桃太郎侍

第54話 「闇を裂く妖剣」 1977.10.16

 辻斬りが落としたらしい印籠を釣り上げる桃さん、これを奪取しようと手の込んだ芝居を仕掛けてくる向きは、大身旗本の家来たちだった。
映る時間は少ないが、刀剣フェチの殿様を演じる岸田森の存在感が凄い。

相国寺

ロケ地

  • 酔って帰りの男が辻斬りに遭う夜の川端、広沢池東岸汀。土手にはぼんぼりあしらい、管弦の音響き殷賑を演出。
  • 翌朝、印籠を釣り上げる桃さん、広沢池東岸にしつらえた桟橋上。近くの水底を中間たちが必死で浚えている。
  • 桃さん宅に入り込んだお峰、その夜眠らず気配を待つ桃さんの寝間での回想、あの川の下手で上がった死体の検分をする文七親分、広沢池東岸汀。
  • 桃さん宅から印籠を持ち出したお峰、兄に渡すものの兄は桃さん騙りの浪人に斬られてしまう祠脇、大覚寺天神島
  • 印籠の紋を手がかりに捜索する文七、上り藤紋の侍を尾行する武家屋敷街は相国寺法堂脇回廊まわり。お使いの中間がすれ違う。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仁兵ヱ/深江章喜 おみよ/吉本真由美 お兼/南条みづ江 かん平/桂小かん 文七/青木義朗 仙場/曽根将之 お峰/大関優子 木島/中村錦司 久造/重久剛 又八/黛康太郎 市毛左十郎/岸田森 雉の与之助/藤岡琢也

脚本/加瀬高之 監督/田中徳三

※つばめが大ピンチの場面で現れる「仮面のヒト」、つばめは素早くその背後に回る。しかし格段のやりとりは無し。


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