桃太郎侍

第63話 「泣き笑い侍人生」 1977.12.18

 兄を訪ねるも藩邸で門前払いを食う娘、これが居合の遣い手で仁兵ヱに拾われて、娘の抱える厄介ごとは桃さんのもとへ持ち込まれる。彼女の兄は挙動不審、藩邸にいるのに会わず、どころか頻発している両替商荒らしの二本差し一味の疑い濃厚。その行動にはもちろん深い訳があった。
タイトルの笑いの部分が疑問の、悲惨な話。

相国寺

ロケ地

  • 藩邸で門前払いを食ったあと掏摸にやられた志乃、叩かれ芸の浪人を叩いて金を持ってゆく雑踏、今宮神社境内・神輿庫の前あたりに茶店など賑やかにあしらい。
  • 側用人・牧野邸へ入ってゆく沼田藩江戸家老の駕籠、相国寺大光明寺門。つけてきた与之助、探ろうとして南通用門に侍がたむろしているのを見て舌打ち。
  • 桃さんに兄はすっかり変わっていたと話す志乃、上賀茂神社ならの小川畔。
  • 牧野邸を調べてきた与之助、桃さんに報告の町角は大覚寺五社明神本殿前。
  • 桃さん宅へやって来た志乃の兄・左近、話があると連れ出すのは大覚寺五社明神祠脇を抜けて大沢池畔へ。ここで強盗のことを指摘され抜くが、つばめが志乃と許婚者を連れてやって来て水入り。
  • 夜、牧野邸から出る駕籠、相国寺大光明寺門〜方丈塀際。入るのは大覚寺望雲亭、ここで沼田の家老にさらなる金を要求。
  • 帰邸する牧野の駕籠を襲う左近、相国寺弁天社前〜鐘楼。駕籠をぶっすりやるが中はカラ、牧野は鐘楼基壇に立っていて、膾にされた左近を足蹴にし脅す理由が増えたと高笑い。
  • 国へ帰る志乃を見送る桃さんたち、上賀茂神社神事橋たもと。奈良社鳥居や、二の鳥居続きの朱玉垣が映り込む。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 仁兵ヱ/深江章喜 おはる/玉川スミ おみよ/吉本真由美 かん平/桂小かん 文七/青木義朗 西山志乃/今出川西紀 牧野定重/加藤和夫 尾津進次郎/南城竜也 石川頼母/幸田宗丸 白川/北町嘉朗 西山左近/藤巻潤 雉の与之助/藤岡琢也

脚本/土橋成男 監督/山下耕作


  → 桃太郎侍 表紙

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