桃太郎侍

第9話 「伊之助慕情」 1976.11.28

 伊之助が惚れ抜いていた「昔の女」が現れ、その亭主は追われる身、伊之さんはちょうど彼を救う手立てを持っているという「カサブランカ」展開。
二人を助けることを、桃さんの再三の説得にも応じず躊躇う伊之助だが、思い詰めた女の激情を目の当たりにして折れるのだった。

中ノ島橋

ロケ地

  • 再会したあと、語り合うお秋と伊之助、広沢池東岸(桟橋あしらい)。「ちゃりんこ」だった伊之助がお秋の父のかしらに拾われ、のち追い出されたことなど語られるが、職種など詳細は出ない。
  • 伊之助の回想、駆け落ちを約束してお秋を待ち続けた橋、中ノ島橋上。街道筋設定か、飛脚や旅人が通ってゆく。堰堤の落水も映っている。

桃太郎/高橋英樹 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仙太/雷門ケン坊 おみよ/吉本眞由美 ちょろ髭/下之坊正道 お兼/南条みづ江 かん平/桂小かん お秋/長内美那子 安造/山田吾一 鉄蔵/井上昭文 児玉善蔵/神田隆 藤吉/北村英三 渡海屋/伊達三郎 久兵ヱ/牧冬吉 栄次/江原真二郎 猿の伊之助/植木等

脚本/山本英明 監督/松尾正武

※お秋の亭主・安造は、同じ長屋の藤吉がひどくからまれているのを見て介入、もみ合ううちその男を刺してしまう。藤吉は船頭、抜け荷に関わっていたが足を洗おうとして先の次第に。船宿の主・久兵ヱは、回船問屋・渡海屋や、勘定吟味役・児島とつるみ悪事をはたらく。一膳飯屋の安造は逃がし屋、むかし伊之助が作った偽造手形をずっと使っていた。
※ラス立ちは基本峰打ち、倒した奴らは岡っ引・鉄蔵の手柄にしてやる(しつこかったこの男がどうして安造らを追うのをやめたのかとか、細かいことは不明)。児島のみマジ斬り、血振りしている。


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