遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第145話 「金さんを殺した女」 1973.4.15

 恋する乙女、思い人の危機を夢に見るの巻。お光の悪夢が成就されかける、再現シーンみたいな演出が妙。
お話の本筋は、お上を逆恨みする盗っ人×2。心根の違いが明暗を分け、すかっと終わる痛快話。

轉法輪寺

ロケ地

  • 津軽藩下屋敷(賭場開帳)を出てきたお銀をつけるお光、相国寺大光明寺(お光は方丈塀際に)。金さんの仇と斬りつける夜道は広隆寺東塀(境外、木あり)、丑三の手下が出てお光危機のところ、「生きていた」金さんが現れて介入。
  • 豊島屋が発句の会に出かけてゆく寺、轉法輪寺。鐘楼門前石畳で、「皆さんお待ちかねです」と小僧に声をかけられる。内部描写はセット撮り。参道西側の駐車場はまだ無い。
  • 実は盗っ人の寄り合いだった会合から帰る豊島屋(丑三ツの半兵衛)、手下の千助と別れる町角は大覚寺五社明神。このとき祠裏からお銀が現れ、人目を気にした豊島屋たちがよそへ引っ張ってゆくシーンは大沢池池底(葦原の向こうに護摩堂が見えている)
  • 町をゆくお銀を呼び止め、金さん殺しを急かす丑三ツのおかしら、大覚寺放生池堤に露店とぼんぼり設営、半兵衛はその一つの茶店にいる。
  • 北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門(バンクフィルム)

遠山の金さん/中村梅之助 お光/水原麻記 虎さん/今村民路 半次/島米八 お里/浅川美智子 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 乱れ菊のお銀/吉行和子 三ツ目の藤八/原健策 丑三ツの半兵衛/谷口完 千助/岡部正純 川谷拓三 白川浩二郎 古関達則 笹木俊志 関真吾 高谷瞬二 坂本香

脚本/飛鳥ひろし 監督/林伸憲

※お銀自身は盗っ人ではなく、賭場に出没する本所界隈の婀娜っぽい姐さん。本格の盗賊だった父が八丈島で没したことで、金さんを恨む。半兵衛も同様、三宅島送りを金さんの密告と恨む設定。真相は、内偵中だった金さんだが、南町の捜査が進んだため手を引いたという訳、単なる犯罪者摘発。川谷拓三は半兵衛の手下。原健策は、お光が金さんの消息を求め訪ねてゆく「同業者」、足を洗ったばかりの夜泣き蕎麦屋。
※お光の夢では、金さん船宿でへべれけのところをお銀に刺されて膾。また、船宿の火事で死んだ男の、そこだけ焼け残った背に桜の刺青などの演出があり、お光は仇を討ちに行く運び。
※お銀誘い出しに金さんがこれ見よがしに暴れるくだり、護衛についているのは虎さんに加え浪人態の高崎さま。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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