遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第167話 「半次が慕い続けた女」 1973.9.16

 半次、五歳の時に生き別れた母と涙の再会の巻。そして、母子の絆を食い物にする悪党どもは、金さんが許しておかないのだった。

北嵯峨

ロケ地

  • おくめと出かけて以来行方不明だった、お蝶の父の錺職が死体で見つかる大川端、広沢池東岸汀。父の腕にある火傷跡、実は入墨隠しと知れる。
  • 金さんがお熊から打ち明け話を聞く深川界隈の神社、京都御苑厳島神社。導入は高倉橋の擬宝珠越し。
  • お熊の回想、一家が住んでいた赤穂在の百姓家、不明(萱葺)。大水のあと年貢が払えずお熊が身売りの際、女衒に連れられてゆくお熊を追ってきた幼い半次、北嵯峨農地竹林際。そのあとも不作続きで遂に逃散の父と半次、街道の地蔵からお供えをとって食うシーンは北嵯峨農地大石置いてある道隈、地蔵あしらい。

遠山の金さん/中村梅之助 半次/島米八 虎さん/今村民路 高崎靖之進/中村靖之介 おさと/浅川美智子 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 要町の文三/柳沢真一 お熊/初音礼子 おくめ/阿井美千子 お蝶/中田喜子 富田仲次郎 吉川雅恵 藤原勝 矢野幸男

脚本/有馬泉 監督/岡本静夫

※半次の母が見つかったと文三親分が聞きこんできたのは、深川の出会茶屋。しかしそこは、岡っ引殺しと名高いスラム。母のお熊はそこの飯炊き女、半次は美人の女将・おくめを母と誤認させられる運び、捜査情報ゲットが狙い。おくめの亭主で凶賊・赤鬼のかしらは富田仲次郎。お蝶の父は島帰りで、彼らに脅され錠前破りをしていた設定。
※半次とお熊まとめて始末されるところへ金さん乗り込みでラス立ち、赤鬼一味の乾分の一人に福ちゃん。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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