遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第34話 「桜吹雪の散る男」 1971.2.28

 巨悪を懲らすきっかけは、貧乏浪人との邂逅。賭場でイカサマ暴いての大立ち回りを見込まれ鉄砲玉にスカウトされたり、世話好きなところを見込まれ相談事を持ち込まれたりして、ことは蔵奉行暗殺事件にからまってゆく。

今宮神社

ロケ地

  • 雪江がおはぎ持って荒木田宅へ向かう途中通るやしろ、今宮神社境内。楼門を奥に見る位置。
  • 米問屋・備前屋、今宮神社門前茶屋・かざりやを仕立ててある。看板や暖簾を替えてあるほか、店先に米俵積み上げ。悪い役人とつるみ米相場操作を企む設定で、暗殺要員の浪人の出入りなどあり、このあと何度も出てくる。出入りの際には西の路地も使われ、今宮通を隔てた民家塀際に天水桶を置いてあるシーンも。敬太の見張りでは、向かいの一和の西塀や東門も出てくる。
  • 金さんが子らと遊んでやっていると、敬太が和馬と雪江を連れてくるシーン、今宮神社境内・参集殿前あたり。兄さんが変という相談事は、絵馬堂下で聞く。絵馬堂は、松田浪人から暗殺の依頼を受けるシーンにも使われている。

遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 敬太/蔵忠芳 雪江/真屋順子 荒木四兵馬/中野誠也 松田陣蔵/新克利 備前屋文左ヱ門/永井智雄 おまつ/澤淑子 親分/藤尾純 大室軍太夫/森健二 井上弥左ヱ門/有馬昌彦 荒木田和馬/太田博之

脚本/結束信二 監督/河野寿一

※酒肆は樽平という、入口が大樽仕立てで回転ドアのあるお店。お光はそこの給仕で、ドライなちゃっかり娘設定。敬太のでかいおにぎりのルーツと思しき会話あり。通常の話とは違う、あたかもプロトタイプのごとき作り。
※蔵奉行暗殺は、早暁の御殿山で待ち伏せ設定、花見の用意がなされたセットを仕立ててある。このほか、いろんなシーンで桜が咲いている。
※賭場の金さんの背の桜吹雪にズームのあと、EDスタッフロールがお肌の上に。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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