遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第75話 「うっちゃられた男」 1971.12.12

 相撲の八百長ネタ。お侍は対面のため、生臭坊主はカネのため、それぞれ綱を賭けた大勝負にからんでくるが、殺された芸者の件で金さんが出張ってきているのだった。
互いを大した曲者とにらみ相対する「親子対決」がやはり見もの、今回は終始コミカル。

ロケ地

  • 小仙と玉風関が語り合う座敷、中ノ島橋が窓外に見えるように仕立ててある。位置は右岸側下手。
  • 玉風関が呼び出され、雷雲に負けるよう脅されるシーン、木島神社元糺の池。雨が激しく打ち付けている。脅迫者の丸亀藩側用人・沢井は頭巾姿。
  • 丸亀藩邸から小仙を強奪してきた春海、駕籠が入る回向院の山門は西教寺大師堂北門、下の坂に尾行者(丸亀藩の侍)、以降このシークエンスは全て西教寺で。回向院本堂は本堂、お堂前で侍たちが小僧さんに質問。一方、春海和尚は小仙と金さんを連れてよそへ行くのだが、この際くぐる門は墓地入口門(現在とは塀の様態が異なる)、このあと墓地をのぼってゆき春海が棲む「回向院裏の投げ込み寺」へ向かうのだが、そこと指される甍は真盛上人廟の露盤。西教寺は後段にも出るが、湖面は映らない。
  • 大勝負を見に押しかける群衆イメージ、映画のバンクフィルムか(仁和寺中門を奥に見る図?)。土俵は梅宮か大原野のそれか(バンクフィルム挿み)。勝負がついたあと、ドロンした春海に続いて逃げた金さんと小仙だが藩士らに囲まれてしまうシーンは松尾大社楼門内側塀際(ここで大立ち回り、桜開陳)
  • 白州開廷の際の北町奉行所イメージ、大覚寺大門(使い回し)

遠山の金さん/中村梅之助 お光/水原麻記 おさと/浅川美智子 おしげ/山田桂子 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 半次/島米八 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 小仙/赤座美代子 沢井十内/川辺久造 小糸/原あけみ 玉風/水橋和夫 春海/中村翫右衛門 

脚本/小川英、武末勝 監督/松尾正武


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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