遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第80話 「夢を見た男」 1972.1.16

 婚礼を目前に控えた娘がいる富商を強請った男は、金を手にしてご機嫌でゆく帰り道に密殺される。自首して出たのは犯人ではない青年、死を覚悟のその行為には、深すぎる訳。
虐げられた人々を騙した悪党を許しておく奉行ではないが、己一人でどうにもできぬ社会悪にはただ詫びるしかないのだった。

ロケ地

  • 三次が近藤浪人らに殺される、夜の日本堤流れ橋、流れ橋(夜仕立ての画。後段金さんが襲われるのも同所)。「牛刀」で刺されて橋から落下、見分は橋下の河原で。「犯人」仙八の住む集落、不明(河川敷か、林沿い)
  • 摂津屋が南町与力・石塚と会う屋形船、川イメージは濠か川か。
  • 牛の競りに潜り込んだ金さん、その後浪人たちをつけていって露見、囲まれるやしろは今宮神社。絵馬堂〜摂社前、石塚が出てくるのは舞殿前あたり。立ち回りの際は稲荷社脇なども使われ、捕方は東門から殺到。

遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 要町の文三/柳沢真一 おしげ/山田桂子 おさと/浅川美智子 半次/島米八 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 近藤左ヱ門/清水紘治 石塚新九郎/中山昭二 仙八/樋浦勉 松吉/江波多寛児 居直り三次/春日章良 おさよ/鷲尾真知子 桂木仁庵/増田順司 摂津屋嘉兵衛/河原崎國太郎

脚本/小川英、武末勝 監督/河野寿一

※近藤の手下の浪人二人は丘路千と岩尾正隆。与力石塚は、大塩平八郎の意思を継ぐものと吹聴、世直し決起のための出資を募り人々を騙していた次第。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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