遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第97話 「福を拾った男」 1972.5.14

 いきがった若いチンピラ、戻れぬ道へ踏み込む寸前で愛する娘への思いゆえに救われるの巻。長谷川明男、全く暗くない性格の、珍しい役どころ。
文三親分、落とした十手を佐太郎に拾われ、とんだ悪党の手に渡り悪用されてしまうというトホホ展開。そのうえ当のワルにとっ捕まり監禁のところ、思わぬガッツ見せて縄を解くが、十手が戻ったのに戦わずしてこそこそ逃走という「らしい」運び。

上御霊神社

ロケ地

  • カナ文の十手を使いカツアゲしてきた佐太郎、小銭つかんでほくほくの帰り道、背景のやしろは上御霊神社福寿稲荷
  • 刀商・美濃屋が、備前長船の身代金を持って入ってゆく夜の深川八幡、上御霊神社。金箱を積んだ大八を曳いて楼門を入り、参道石畳を行き舞殿前へ。ここで、このためだけに利用されている佐太郎が出て「金を渡せ」と凄むが、金さん登場。手水舎も映り込んでいる。

遠山の金さん/中村梅之助 お光/水原麻記 半次/島米八 大宮/中村公三郎 高崎靖之進/中村靖之介 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 要町の文三/柳沢真一 佐太郎/長谷川明男 お初/御影京子 谷口完 海老江寛 波田久夫 八代郷子 熊谷武 山本弘 木谷邦臣 志茂山高也 大矢正利 準見淳

脚本/小川英、胡桃哲 監督/河野寿一

※お初は矢場勤めの娘。今回、お奉行の代わりに長崎出張となった高崎さま、大宮どのに引き継ぎ。
※備前長船は、美濃屋へ預けられていた水戸家の家宝。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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