ご存知遠山の金さん

ご存知遠山の金さん

第30話 「私は人を殺した」 1974.4.28

 身分違いの許されざる恋は、駆け落ちの果て暮らしに倦み壊れかけていたが、雨降ってなんとやらを地でゆく展開に。もちろん、金さんの奔走と判断が二人を救い、桜吹雪が悪者たちを捻じ伏せるのであった。

嵐山公園

ロケ地

  • 酔客の接待から逃れ店の外にいたお艶、「襲われ」たまぎる悲鳴を残し崖から落ちて死ぬくだり、嵐山公園中州料亭塀際〜水路高水敷(夜間撮影)。勤め先は上野の水茶屋、崖と言い条二間ほどの段差と調書を見ての奉行の謂。ロケ地の料亭は錦と思われる。後段、お白州で「犯行」を供述するお園のくだりでも出る。
  • 妻と会っていた房吉のいる矢場へ乗り込み質す一之進のくだり、外へ連れ出して詰問するシーン、不明(筋塀の外に林、塀には門も見える)
  • 脅迫者・房吉に金を渡すも、三十両にとうてい足りぬと言われ詰め寄られるお園、不明(林間に朱玉垣の祠、夜間撮影)
  • 夫の仕官のため身売りして融通することを決意したお園、暇乞いして罵られ家を走り出て嘆く林、下鴨神社糺の森(大きな倒木の傍ら、見返りのアングルで河合社の裏手が映り込んでいる)
  • 北町奉行所、大覚寺明智門。バンクフィルム。

遠山の金さん/市川段四郎 三味線堀の伝助/谷村昌彦 お照/田阪都 鶴吉/古川ロック 亀三/多賀勝 忠太/井上茂 浅見重三郎/楠年明 昇り竜の半五郎/工藤堅太郎 お町/高梨わかこ 樽平/桂小金治 お園/江夏夕子 北原義郎 水上竜子 宮口二郎 園田栄弥 奄美良平 疋田泰盛 藤長照夫 村田玉郎 前川良三 坂東京三郎 矢野幸男 野村鬼笑 西山清孝 京町一代 松代薫特技・宍戸大全 綾部一之進/入川保則

脚本/小川英、茶木克彰 監督/林伸憲

※一之進は亀山藩城代家老の一子、出入りの庭師の娘と駆け落ち設定。一之進がいきがって浮気したと吹いていた茶屋女・お艶は水上竜子。お艶殺しでお園を強請っていた房吉は北原義郎(ちょび髭付き)、乾分に宮口二郎。


→ ご存知遠山の金さん 表紙


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