ご存知遠山の金さん

ご存知遠山の金さん

第34話 「人情地獄を見た男」 1974.5.26

 婀娜っぽい柳橋芸者、実は復讐の意思を秘めた女。彼女とその父を気にかける板前も実は「関係者」、それに気づいた金さん大芝居打って荒っぽく解決。
名優の助演が光る佳作。

琵琶湖

ロケ地

  • 芸者・小鶴、言い寄った客の井伏を呼び出す夜の天神さま、木島神社本殿前。簪で殺しきれない分は、闇から出刃が飛んでくる。
  • 井伏の死体が検分される水辺、大覚寺大沢池水門端。釣りの金さんが寄ってゆく。
  • 井伏のことを報告する浅見、大覚寺天神島木の根方。
  • 小鶴、井伏の朋輩・津垣を誘い込むくだり、相国寺弁天社前生垣際〜開山堂塀際(碑基壇も見えている)。見ていた佐吉が、宗丹稲荷鳥居下に手拭いを落としてゆく。
  • 佐吉の回想、浦賀の港イメージ、琵琶湖西岸突堤。三崎屋(十年前、お鶴父のほう)一家を襲った部下・井伏と津垣に言い逃れられた後、沖の船を見ていて狙撃される「海辺」は保津峡落合落下岩(落ちた先の岩場はマジ海、荒波が打ち寄せるという見せ方)
  • 引っ越しの最中、もう会えないと嘆く小鶴に身分を明かす佐吉、大沢池堤か広沢池か。
  • 三崎屋の用心棒を買って出た金さん、駕籠について歩く夜道で佐吉の襲撃、大沢池堤か。「佐吉を仕留めた」あと小鶴待つ三崎屋の妾宅へ。
  • 北町奉行所、大覚寺明智門。バンクフィルム。

遠山の金さん/市川段四郎 忠太/井上茂 浅見重三郎/楠年明 三味線堀の伝助/谷村昌彦 小鶴/宮園純子 三崎屋/武藤英司 弥八/佐伯徹 津垣数馬/天野新士 井伏辰之助/北町嘉朗 八代郷子 京町一代 牧野洋子 春藤真澄 岡田美香 特技・宍戸大全 佐吉/天知茂

脚本/今村文人 監督/林伸憲

※佐吉は元浦賀奉行所与力・岩見沢左近、井伏と津垣は当時の部下(二人は勘定奉行所同心になりおおせている)。弥八は元の三崎屋、一味に目を斬られ妻を殺された設定。
※この回からアバンタイトル導入、筋立てをチラ見せしてクレジットに。


→ ご存知遠山の金さん 表紙


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