遠山の金さん II

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第19話 「悪夢を拾った女!」 1986.3.4  9

 父を亡くした幼女が、大坂から一人母を尋ねて江戸へ。
しかし母は悪党どもに雁字搦めにされた身、再会までには物騒な展開があるが、晴れて白州で名乗り合える母子であった。

広沢池

ロケ地

  • お鶴が大坂から旅してくる道程、行商人と別れる道隈〜北嵯峨農地畦道(道端に座っていると巡礼が声をかけ、以後道連れに)〜セット品川宿へスイッチ(別の旅人が面倒を見ていて、ここで別れる)
  • 備前屋のあるじが、番頭の止めるのも聞かず千両持ち出して入ってゆく蔦屋の門、大覚寺望雲亭。案じてつけてきた番頭は生垣越しに眺めて去る。土砂降り演出。後段、番頭が役人を連れて来るが空き家という図も出てくる。
  • 大川に捨てられた備前屋の死体が上がる河原、中ノ島橋下手河川敷。見物衆は橋上や護岸上に。口出す金さんは土手法面に。
  • 千両の使い道をブツブツ呟きながら歩く早田、大覚寺五社明神。祠からお鶴が出て、ここで泊まったと聞き、泣かれて飯屋へ連れてゆく次第。
  • お鶴を書付にあった磐城屋へ連れて行くが門前払い、幼女の始末について金さんに相談する早田、広沢池観音島(お話中、お鶴は橋で遊ぶ。ここから見える池水はほぼ無く干上がっている)
  • 早田宅へお鶴を見に行くが、やはり名乗れず悄然と戻るお絹、大覚寺有栖川畔。尾行者から彼女を隠す金さん、五社明神本殿祠裏。このあと話を聞くのは護摩堂前(お堂裏が映ったり、石仏が映ったり)
  • 備前屋の番頭が庭を掘り返しに来る「現場」の空き家、大覚寺望雲亭。庭はセット、亡骸となって町方に運び出されてくるシーンは昼間の画、玄関まわりも映る。町衆は生垣にたかって覗き。
  • 思い詰めて金さんに会いに来るお絹、身の上話を聞く船宿・ゆみやの裏の川っぺりは中ノ島橋上手堰堤脇の岸辺、けっこう大きな黒塀を仕立ててあり、それ越しのアングルもある。橋も映り込む。また、欄干越しの画も出てくる。
  • お絹の回想、父の借金のカタにとられ藤蔵の妾にされたが、お鶴の父の大工と出会い二人上方へ逃げた際の峠、酵素?のアレ。山側に岩露出。

遠山金四郎/高橋英樹 お弓/由紀さおり 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 お蘭/かたせ梨乃 捨八/佐藤晟也 青目久蔵/西川のりお 早田彦十郎/宮尾すすむ おはん/中尾ミエ お絹/星由里子 早田志乃/中島ゆたか 藤蔵/浜田晃 お銀/湖条千秋 桂川冬子 三田篤子 木谷邦臣 簑和田良太 波多野博 藤沢徹夫 司裕介 遠山金次郎 泉好太郎 大月正太郎 谷口孝人 小川純一郎 奥村良和

脚本/土橋成男 監督/松尾昭典

※藤蔵とお銀は兄妹、カモを見つけては騙して金をとり殺すを繰り返す凶悪な二人。波多野博はカモにされかかっていた呉服商。ラス立ち福ちゃん入り・用心棒のセンセイ。
※中島ゆたか、お鶴を預かって女の子が欲しくなり亭主に強烈な秋波。
※思い詰めて船宿の出刃を持ち出し、お銀に襲い掛かるお絹、スローモーションで尺を割く。


→ 遠山の金さん II 表紙


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