遠山の金さん II

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第37話 「黒猫のお銀 恋を斬る!」 1986.8.5  10a

 高橋金さんにシリーズで出てくる女のひとは、たいてい薄幸の女。その一人お銀、再びの巻。
わるい男とわかっていて惚れ、ずるずると付き合っていたお銀だが、最終的には斬りかかられて返り討ちの形で恋は終わる。彼女が恋した男はとんだ色悪で、悪辣な飛脚問屋の意を受けて、いろんな女を誑し込んでいた。

大覚寺

ロケ地

  • ゆみの皆と旅に出る金さん(お蘭、平目も同行)、街道は北嵯峨農地か(背景の林は大覚寺?)。お蘭を伴い先行する金さん、雨が降ってくる道は大覚寺大沢池北辺並木、軒をかりる辻堂は護摩堂(堂内に怪しの浪人たちがたむろ、気配に気づき出てくる。金さんたちは察して隠れるが、直後やって来た三人連れは浪人たちに囲まれる。このうち渡世人はお銀)
  • お銀が額づく墓、不明。このあとじいやの鳶平宅へ立ち寄り。
  • 街道筋で頻発する事件について早田とツナギをとる金さん、大覚寺境内か。ここの設定は江戸。
  • 河津との経緯を金さんに語るお銀、二人歩く河原は桂川か。賭場で助けたのが縁、その後珊瑚問屋の隠居のお供で三人旅のくだり、富士裾野(イメージ)嵐山自転車道(お昼をつかうシーンも)
  • 相馬屋の用心棒はヤバいとお蘭の報告を聞いていると彦さんが来るツナギのシーン、二尊院唐門付近(内側、塀際)。ここの設定は江戸。
  • 金さんが早田さまと旅したことを聞きつけた平目、自分も連れていけと迫る橋、中ノ島橋上。金さんはお蘭に気付き駆け去り、護岸上の木の傍で報告を聞く。
  • お銀の始末をせっつかれた河津、呼び出して斬ろうとする夜の辻堂は大覚寺聖天堂。危機に金さん出て、お堂前でラス立ち。

遠山金四郎/高橋英樹 お弓/由紀さおり お蘭/かたせ梨乃 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 おちよ/三田篤子 おつる/加藤由美 平目銀次郎/仲本工事 早田志乃/中島ゆたか 早田彦十郎/宮尾すすむ 黒猫のお銀/三原じゅん子 河津源八/立川三貴 お兼/佐野アツ子 お芳/井原千寿子 犬神典膳/五味龍太郎 胴元/有川正治 平吉/森秀人 三星東美 春藤真澄 山下和哉 疋田泰盛 奔田陵 小坂和之

脚本/高木謙 監督/山下耕作

※金さんの旅の目的は、狙いをつけた飛脚問屋の調査。ゆみ一同の旅程にはハゼ釣りとか入っている。また、代官の名は出るがところは語られず、イメージに他にたとえようもない富士山は出ているものの、設定は皆目わからない。ただ、江戸からはそう遠くない感じ?
※相馬屋の後妻で現在店を仕切るお兼は岡場所上がりのあばずれ、典膳はここの用心棒で遣い手。お芳は、隠居の老婆を殺された紅玉堂の女将、河津に誑し込まれる。
※志乃シリーズ、早田さま出張続きでブチ切れを複数回やる。
※福ちゃん二態、お銀が河津と出会った賭場の壺振りと、ラス立ち用心棒。同じく先生方で峰蘭さんいて、お白州で後列に。


→ 遠山の金さん II 表紙


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