1982〜1986　高橋英樹主演作品　東映/テレビ朝日

第39話　「破談を狙うガンコ親父の涙！」　1986.8.26　　10

　かつて北町で鬼と呼ばれ、乞われて火盗改へ移籍した勘定方の哀話。誰よりも職務に忠実な彼が、帳簿に手心を加えた訳を知り金さんが動くが時すでに遅く病妻は亡くなり、頑固親爺は凶刃に斃れるのだった。

ロケ地

• 喜平次の妻女・みつの具合が悪化していたことをお蘭と話す金さん、仁和寺塀際(境内)。
• 喜平次の回想、倉田にジギタリスを渡された夜の神社、木島神社舞殿前。後段、みつの死亡後倉田を斬りに行き返り討ちに遭うのも同所舞殿まわり、こちらも夜間撮影。

遠山金四郎/高橋英樹　お弓/由紀さおり　お蘭/かたせ梨乃　虎さん/古代一平　熊さん/北野清治　おちよ/三田篤子　おつる/加藤由美　平目銀次郎/仲本工事　早田志乃/中島ゆたか　早田彦十郎/宮尾すすむ　山崎喜平次/鈴木瑞穂　倉田典兵衛/柴田�p彦　佐知/片山理子　山崎晋之助/杉欣也　みつ/松村康世　峰蘭太郎　橋本和博　有島淳平　波多野博　細川純一　小坂和之　石井洋充　小谷浩三　宮崎博　山田良樹　浜田隆広　松田吉博

脚本/小川英、鳥海二郎　監督/田中徳三

※倉田は火盗の朋輩、甘言を用いて喜平次に近づき、希少薬で釣り込む次第。佐知は喜平次の倅(北町同心)の許婚者で大身旗本の娘、彼女を狙う倉田が喜平次に破談芝居を強要。倉田が薬を入手する栽培所所員は峰蘭太郎、早田が聞き込みの際応対する医師?は波多野博。
※喜平次の前に「金さん」で現れるお奉行、さすがに喜平次は目を丸くするが、その場は言い逃れ。蚕の社で死をみとる際には正体を明かす。また、お白州では「倅夫婦」に桜を見せたあと「ナイショ」。

→　遠山の金さん II　表紙