遠山の金さん II

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第6話 「夜の美女軍団!“死んで貰います”」 1985.11.19  8

 風神一家と天道一家がシマをめぐって激しく抗争、ヤバかった向島に気風のいい姐さん方が現れ鮮やかに仕切る。しかしその中に、毒花が二輪紛れていた。
全て終わったあと、三つの組いずれも頭目を失ったこの状態を如何にと奉行に問われ、守られるばかりだったか弱い娘は、肌に刻んだ覚悟のほどを示して見せるのだった。

仁和寺

ロケ地

  • 臨時に船頭をつとめた金さん、お大尽と芸者衆を送って行くと、風神一家がお紺を追い詰めている現場に出くわす向島の船着場、広沢池東岸。緋桜一家の姐さん方が現れ阻止、このとき建物が映っているが、塀は拵えものと思われる。喝采を浴びせる見物衆は土手に。
  • お蘭に緋桜一家の見張りを命じる金さん、仁和寺水場下に茶店設営。金さんはところてんを啜っている。
  • 天道一家に通じていたお銀を問い詰める金さん、大覚寺五社明神本殿前。これを見ていた姐さん方がお銀を取り囲む林は下鴨神社糺の森(このときお銀はおふみを刺殺)
  • その後のお島の動向を金さんに伝えるお蘭、仁和寺塔下。カメラ塔頂部から下にパン。
  • お島以下緋桜一家の女たちが詣でるおふみの墓、仁和寺裏塀際草むらに設営。離れて見守る金さんは経蔵基壇に。
  • お紺の父を誑かした「風神の刺青の女」のことを聞いた夜、お島を呼び出すおくま、広沢池西岸湿地。翌朝、深手を負って呻いているところを漁師に発見される際は靄演出。
  • お島がお紺を連れて入る水茶屋、大覚寺望雲亭(門のみイメージ、白金屋寮とか書かれた扁額がそのまま)

遠山金四郎/高橋英樹 お弓/由紀さおり 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 お蘭/かたせ梨乃 捨八/佐藤晟也 青目久蔵/西川のりお 早田彦十郎/宮尾すすむ お紺/園みどり 文三/今井健二 お島/湖条千秋 お銀/山内絵美子 おさわ/影山仁美 虎五郎/伊達三郎 千うらら 寺下貞信 田中弘史 牧れい 松本啓子 三田篤子 原麻里子 桂川京子 徳永まゆみ 波多野博 峰蘭太郎 島田秀雄 遠山金次郎 諏訪裕子 浅田祐二

脚本/小川英、胡桃哲 監督/松尾昭典

※お紺は富商の父を謀殺され復讐を期す娘、風神一家の手にかかるところ姐さん方に救われる。風神一家の首領は文三、そのシンボルを内股に彫っている女はお島とのちに知れる。お銀は大坂で手配中の殺し屋、天道一家と通じる。その首領は虎五郎。おさわは姐さん方の一人、他に怪力系とか忍者ふうのとかいて四天王を構成。峰蘭さん二態、アイパッチつけた天道一家の用心棒のセンセイと、ラス立ち風神一家のチンピラ(お白州にもいる)。


→ 遠山の金さん II 表紙


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