水戸黄門 第一部

第3話 「小田原・喧嘩駕篭」 1969.8.18

 助格が藩邸近くで助けた旅の薬売り、実は讃岐藩の侍。頼常に何かあったと察した老公は、藩士らが襲撃されたという小田原へ。一行が密書を持つ男を捜す過程で、宿場に渦巻いていた悪風も吹き払われるのだった。

建仁寺

ロケ地

  • 行商人に身をやつした讃岐藩士らが襲われる小田原宿はずれの山中、保津峡落合。逆巻く激流をまず映し、崖付近で追走劇。密書を持った男は落下岩で崖落ち。下の巌も映し出される。
  • 助三郎と格之進が道に倒れる行商人を見つけ抱き起こす夜道、建仁寺両足院前路地。名乗って何か言いかけた男に手裏剣を投げる怪しの侍は、浴室の陰に潜む(先の路地と切り替えて使ってある。投げた者は兵庫とのちに知れる)
  • 小田原宿で、それぞれ敵対する駕籠屋に身を寄せた助格が、客を乗せて営業中鉢合わせする街道、不明(田の中の地道。はさ木が見えることから、亀岡盆地と思われる)
  • 相模屋のお小夜が、傷を負った綿貫を保護している湯元の湯治場、不明(石積護岸の谷川に簡素な橋、建物は川に迫り出し)
  • 老公が掃除するやしろに報告に来る助格、不明(祠のみ映る古風なやしろ、亀岡の神社か)
  • 小田原城イメージ、姫路城か。
  • 小田原を発つ一行、助格の駕籠に乗っていて放り出される老公、不明(道は両側杉並木の林道、谷川は組み合わせか)

※お小夜は香山美子、軍十郎は大木実。

脚本/宮川一郎 監督/山内鉄也


 →水戸黄門第一部表紙

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