水戸黄門 第六部

第1話 「怒れ!薩摩隼人」 1975.3.31

 島津家へ輿入れした将軍家の姫君は、我儘贅沢三昧で民は疲弊。お付きの老女も権威を笠に着て高慢、吉良さまよろしく接待役の若侍をねちねちといびる始末。殿さまも今イチ頼りなく、野心家の次席家老と悪徳商人の付け入るところとなっていた。
そして或る日、御廊下で罵られ暴発した若侍は謹慎をくらい、庇護者の城代も閉門となるが、ここで老公乗り出し老女や君主夫妻を諫め、悪党はたちまち懲らされるのであった。

永観堂

ロケ地

  • 開聞岳を望む海浜、現地をイメージに挿み、老公らがゆく浜は丹後?弥七夫婦が足を止めるエンジェルストランペットのシーンは植物園?
  • 里の娘らがハンヤ節を踊る神社、走田神社本殿前。老公らを追い越してゆく舞手のシーンは社叢脇の道、娘らは鳥居前へ。
  • 竹姫の参詣のくだり、永観堂。駕籠がゆく林は境内、駕籠を降りよと言う左源太と老女・市橋が言い争いになる門は中門、このとき参道の庶民にまじり老公がいるが、駄々をこねる竹姫を見て「竹姫いかん」と口走ったのを役人に咎められ、助格が数合いして逃走。この騒ぎの隙に、姫は駕籠ごと押し通ってしまう。
  • 城代が閉門、殿さまと竹姫は次席家老邸へ御成りと聞きキレる左源太、自邸の竹矢来を踏み倒し出てくる門は永観堂塔頭・松岳院
  • 当地を発つ一行、高台から望む、州の先端に低山の景はマジ海か。老公の足元には蘇鉄など生えてる。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 弟子丸左源太/西郷輝彦 千枝/山口いづみ 竹姫/鳥居恵子 島津公/太田博之 小松将監/宇佐美淳 灘屋九郎右衛門/内田朝雄 高城弥一郎/中村孝雄 酒井哲 宮本毬子 阿木五郎 滝譲二 表淳夫 関真吾 森源太郎 島田秀雄 和田昌也 椿竜二 松田利夫 尾形徳香 早田美恵子 矢野以知子 伊藤利子 吉田純子 中つや子 矢部冨美代 高城主水/岡田英次 市橋/沢村貞子

脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也

※千枝は左源太の恋人、竹姫付きの腰元。城代は小松、次席家老は高城、悪徳商人は灘屋で砂糖流通掌握が狙い。次席家老の倅・弥一郎はは千枝に懸想し無体におよぶが、連れ込んだ灘屋の寮が燃えているのお構いなしに立ち回りが行われて笑える。
※市橋さまのいじわるは、お料理違いとかもやる。このとき卑怯と言われた左源太は暴発、御廊下で市橋を打擲におよび、皆に羽交い絞めにされる。


 → 水戸黄門第6部表紙


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ