時代劇の風景  ロケ地探訪

酵素

− 山 −

「二本の木」前から道側の山   左・冬、右・夏
 谷筋の山は崖道側が松の混交林、有栖川の右岸側は竹林から雑木林につながっている。常緑樹と落葉樹、針葉樹が混じるため冬も山は緑。
崖側の山が映る例は京極夏彦「怪」の「七人みさき」で、るいの野辺送りがゆく背後にに上写真左と同アングルの山が映りこんでいる。
剣客商売「老虎」で謀殺された田舎剣客・山本源太郎の死体を掘り起こす陰鬱な雨のシーンは上写真に映る草原のあたりで撮られた。やむなく犯行に加わった佐倉勝蔵を本田博太郎が怪演。自らが犯した罪が露になってゆくのをびしょ濡れになって眺める表情が秀逸。
谷 下流方向

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