大覚寺の茸

宸殿蔀戸 京都・北嵯峨にある大覚寺は皇室にゆかり深い古刹で、時代劇撮影によく使われることでも知られます。
左写真のような蔀戸を持つ宸殿や、その前の白州、また左右の桜と橘など、御所を拝見しているようでした。
 また、平安期の貴族の邸宅の様式をよく伝える回廊などもあってなかなか興味は尽きません。
その回廊、うぐいす張りの床と重厚な屋根を持つむらさめの廊のそばにそそり立つかなりの時を経た大木に、鍋に入れたら旨そうなキノコが張り付いていました。

キノコ キノコ

 一見するとシメジのでかいのに見えるんですが、どうでしょうね。とてもおいしそうなのですがお寺のものですし、まかり間違ってトリップしたり腹が痛くなったりも嫌なので手は出しませんでした。
山や公園でけっこうキノコを見かけますが自分には種類の同定ができないのでどんなに美味しそうでも採らないことにしています。中毒して笑い者になるのはちょっと。
ロシアやイタリアなどキノコを好んで食し季節には森へ出かけてキノコ狩りをする文化を持つ人たちでも、食べていいかどうかは専門家に委ねると聞きました。
でも、この木の裏側に同じように生えているひときわ大きな株の一部はこそげとってありました。…どうなったんだろう。


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