河南町の川岸で

 大阪も南河内には自然が多く残り、小川の岸には子供の頃見かけた草花も健在です。川にはカワセミも飛来し、照りつける陽に蝉時雨。涼しげに石組みの堰を流れ落ちる水の上手を見やると護岸・砂防工事の真っ最中。この花ともあの木ともカワセミともこれ限りのようです。こんな山裾に梅田の地下街のような水路を作って生き物たちを追い立てるのが文明なのでしょうか。

 ふだんテッセンと呼んでいますが、クレマチスとも称するようです。園芸種が多数あるようで花色も多種あるようですが、テッセンといえばこの青色の花できまり。青というより紫ですが、花は赤より白より黄色より青いのが好きです。春、真っ先に河原に咲き誇るオオイヌノフグリ、道端に揺れるロベリア、花壇に咲き誇るネモフィラ、木に巻きついて小さな花を群開させるヘブンリー・ブルー。好きな花はほとんど青い色をしています。

撮影地   大阪府南河内郡河南町加納、寺田   撮影日 2001.7.15


▲この木なんの木目次   ▲サイトトップ