淀川河川敷のアベリア

　ここは、大阪市都島区の淀川大堰の下に作られた河川敷公園。ゆったりと流れる淀川の左岸にあり、芝地が広がっています。
散策する人、球技に興じる人々、犬を遊ばせている人などけっこう多くの人がいますが、広いのでとても静かです。　この日はアベリアが満開でした。
　ウツギの園芸種であるこの中低木がむかし祖父の家にあって、庭のまんなかでのびやかに枝を広げていました。夏になると白い小さな花を密につけ、いろんな虫がやってきたのを覚えています。
花をむしって吸うとほのかに甘い蜜があり、時々は花の中にもぐりこんでいた蟻を一緒に口に入れてしまったこともあります。小さい頃は見上げるような大きな木だと思っていました。
　このごろは道路際に植えられているのもよく見かけますが、排気ガスをあびて花色がよくないものも多いようです。