竜穴神社の大杉

 室生の山里に鎮まる古社・竜穴神社は古来祈雨止雨に霊験あらたかな式内社です。一説には室生寺より古いとされ、境内奥には「竜穴」と呼ばれる神秘的な洞窟があります。あまり人も訪れないひっそりとした境内は杉木立に囲まれ昼間も暗いほどです。

 境内の杉はいずれも大木ですが、ひときわ大きいのは境内の北のほうにあるこのスギです。
名を「而二不二神木」といい、幹は途中で二つにわかれています。
 手前の車や電線との対比で高さがお判りいただけるでしょうか。幹は幾抱えあるのか判らないほどの太さです。
大木というものの迫力が堪能できます。すっと伸びたなりも美しく、雷等にやられないで末永く生き残って欲しいものです。

幹分岐部アップ 大スギ樹冠部
境内中央部のスギ

撮影地  奈良県宇陀郡室生村室生、竜穴神社境内    撮影日  2001.9.24


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