満開の黄花ジャスミン

 よく通る道の個人宅の玄関先に、例年鮮やかな黄色の花を見せてくれる黄花ジャスミンの大きな株があります。今年も瑞々しい緑の葉に目の覚めるような鮮やかな黄色の小花をいっぱい付けて、道行く人の目を楽しませてくれています。
 御覧のように、人の背丈より高いくらいの見事な大株で、こんなのは植物園にでも行かないとなかなか見られないと思います。垂れ下がる蔓性の枝先にはやさしい緑色の葉が繁って花の無い時期にも涼しげで、ここを通るのが楽しみです。
 この黄花ジャスミンは、ジャスミン茶に使う白花のものとは少し種類が違うらしいですが、その芳香から黄花ジャスミンの名があるようです。カロライナ・ジャスミンあるいは黄花ソケイとも呼ばれ、カナリア諸島に自生するホウライカズラ科の蔓性植物で、学名を Gelsemium sempervirnes といいます。白花のジャスミンは乾燥後香りが飛んでしまうので香油を用いて処理すると聞きますが、黄花ジャスミンは乾燥後も香りが飛ばないといいます。

 このお宅ではかなり丹精されているようで、撮影中声をかけていただいた御主人が、今後も枯らさぬようにしますとおっしゃって下さいました。

撮影日  2001.4.8   撮影地  大阪府東大阪市


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