川を訪ねる旅  三川合流

男山から

 京都盆地を南から一望にする男山。ここには古来より信仰される石清水八幡宮が鎮まり、今でも厄除けを求めて熱心な参拝者で賑わう生きた聖地である。幕末には孝明天皇の御幸があり山頂から国見をなされたという。
 拝殿の裏手には展望台があり、ここからは眼下に集まってくる三つの川の地形が、また目を転ずれば城陽の山並みから東山、西は愛宕山から西山、それに続く天王山まで見渡せる絶好のビューポイントである。望遠鏡を持っていけば見慣れた構造物などもはっきりと見られる。

東南東
川は木津川
街並みは城陽市から宇治市にかけて
左写真右端付近アップ
真ん中に見える赤いラインの橋は一号線

右手の川は木津川 木津川アップ

北東方向
中央の川は宇治川
左手に東山連峰が見え出す
左写真方面のアップ
中央の建物は淀大橋南詰のマンション

橋は御幸橋
手前が木津川・向こうが宇治川に架かる
御幸橋アップ

北北西
木々に隠れて見えないが三本の川が集まってくる所
対岸には天王山の端っこが見える
左写真電柱の上あたりをアップ
中央に背割堤が見える
堤の向こうのオレンジは日立建機工場

 男山の展望台からは川の集まってくる概ねの地形は把握できる。しかし川筋は手前の木津川ははっきりと見えるが宇治川は少し見えにくく、桂川は堤がようやく確認できる程度で水面は全く見えない。また、各河川が合流する部分は思いのほか下流の橋本付近なのでこの展望台からは無理があるようだ。
 しかし地形を見る絶好のビューポイントであることは確かで、木津川などは国道一号線の橋から、その向こうの流れ橋まで視認できる。
展望台には茶店もあり甘酒やうどんなどを食することができる。

最大望遠で撮った流れ橋
男山から比叡山付近 左手に小さく京都タワーが見える
男山から愛宕山付近 
京阪男山ケーブル 石清水八幡の竹林 男山 木津川原から

 山上へはケーブルカーが通じている。幾つかのトンネルをくぐって山頂が近づくと視界が広がってくる。
山には竹林が多く展望の邪魔となるが、ここの竹はエジソンのランプのフィラメントに用いられた記念すべきもので、境内にはエジソン碑もある。


男山へのアクセス … 京阪本線八幡市駅降りてすぐ。山頂へはケーブルあり。


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