川を訪ねる旅

流れ橋

− 流れ橋付近の木津川 −

流れ橋上から下流方向を見る 流れ橋上から上流方向を見る
砂の多い木津河原 流れ橋下の木津川・左岸から
流れ橋の上から見た水面

 木津川の特徴は暴れ川であること。流域の特性は花崗岩のマサで、これを削り流すので下流部には石英や長石で構成される白砂が溜まる。粒の揃った不純物の少ないこの砂はかつて工業用に盛んに使われたこともある。
 橋杭付近では特徴的な紋様を描く。

右岸河原 ヤナギに絡みつく流れてきた草

 右岸側の河原は荒れている。河原に生えたけっこうな高さのあるヤナギの、かなり高いところにまで草やゴミが引っ掛かっている。ここまで水が来た証拠である。河原に降りると、あらゆる所に洪水の跡がうかがえる。

流れ橋の下手で行われている新橋架橋工事
右写真は男山から遠望したもの・手前は一号線

 橋のすぐ下手では国道一号線との間に新橋を架ける工事の真っ最中。時代劇撮影スポットとしてはアングルが制限されるのではと心配になるが、この新橋ができれば住民の足として役立つことになり、事実上バイクは走っている今の状況が改善され流れ橋への負担も軽減され、また流れ橋自身を架け替えることもなくなると思われる。痛し痒しである。


■ 流れ橋 表紙


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