川を訪ねる旅

賀茂の一滴

鴨川 三条大橋

 京都を象徴する川、鴨川。千年の歴史を懐に抱き連綿と流れ続ける鴨の流れのほとりには今も人が集まり、夜にはネオンの光が川面を照らす。
しかしその源を知る人は少ない。
ようやく雪の心配もなくなった早春の一日、京北の山中に賀茂の最初の一滴を求めた。

 鴨川は出町柳で大支流・高野川とYの字を描いて合流する。そこから上は俗に「賀茂川」と書く。上賀茂から柊野を北上し、雲ケ畑の集落も尽きるころ、古来崇敬を集める厳かな寺が山ふところに残っている。水はその院の奥から来る。

■ 岩屋谷 山深くに鎮まる志明院境内奥に湧く清水
■ 祖父谷 清流に床を出した風流な温泉のある里
■ 南へ 中津川・鞍馬川を受け深い谷を刻んで南下する賀茂川

撮影 2002.2.24 *上の鴨川のみ2001.10.21


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