三明谷川

淀川2次支流 ・流入先 〜桂川淀川 ☆淀川水系一級河川 訓:さんみょうだにがわ

 京都府北桑田郡京北町を流れる、桂川の支流。
京北町下中地区東部の山地に発し南流、府道366号塔下弓削線沿いに流れ鳥居地区を貫流、国道477号をくぐり、山国神社の西で桂川右岸に注ぐ。
一級河川の起点は京北町塔の清水谷。
←左写真は鳥居地区を流れる三明谷川中流部(下流望、遠景の山は上桂川を挟んで対岸の山)
国道477号から上では、ほぼ田脇の小溝。


*最下流部の山国神社前では、蛇籠ふう護岸がなされている。

下流部 京北町鳥居 魁橋から 左上流、右下流望
魁橋のレリーフ 魁橋上から山国神社を望む

■山国隊

時代祭の山国隊 幕末もすえの慶応四年、岩倉具視の檄文に応じこの山里から官軍に参加した一団があった。
賊軍となった旧幕府軍を征討するため彼らは北桑の里からはるか関東・奥州に転戦し、約一年戊辰戦争を戦った。毎年時代祭の先頭に立つ維新勤皇の隊、といったほうが通りがよいかも知れない。時代劇では官軍の記号となっている「ピーヒャラドンドン」の行進曲を奏でつつ、誇らしげにゆくあの一隊が山国隊である。
三明谷川下流の、桂川とのデルタに建つ山国神社は、平安遷都の折り造営材を伐りだしたことにゆかりを持つ。このやしろで山国隊は出陣の誓いをなしたという。これを記念して、参道となる橋には隊列がレリーフされている。
*写真は時代祭の山国隊行列。現在は山国の里からの奉仕ではなく、朱雀学区の有志による。

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