木津川

旧淀川分流 ・流路 旧淀川〜//〜大阪湾  淀川水系一級河川 訓:きづがわ

木津川分流・支流   分流 尻無川  支流 住吉川


 大阪府大阪市を流れる、旧淀川(大川)の分流。
一級河川の起点は大川からの分派点(大阪市西区江之子島1丁目・川口1丁目境)
南流し、西区中央部を貫流、浪速区・西成区と大正区の境を流れ、住吉区平林北1丁目と大正区船町の境で大阪港に注ぐ。

大阪市西区 本町通に架かる木津川橋から
左上流、右下流望

 上写真左、奥に見える橋は昭和橋で、木津川はこの橋の下から始まる。
昭和橋の奥に見える高架は阪神高速神戸線、右写真奥の高架は阪神高速東大阪線。
木津川橋近くには、川口居留地跡の碑が残る。

大阪市西区 千代崎・南堀江間に架かる千代崎歩道橋から
左上流、右下流望
千代崎歩道橋上から大阪ドームを見る

 右岸の大阪ガス工場跡地には、ドーム球場が建てられた。
野球以外に、コンサート等のイベントも行われる。

大阪市浪速区・大正区間に架かる大正橋から上流望
左写真は橋東詰・浪速区幸町に立つ津波碑

 大正橋の北は、木津川左岸に道頓堀川が注ぎ、右岸から尻無川が別れてゆく、川の十字路。
この橋のたもとには、安政南海地震の惨禍を後世に伝えるための石碑が残されている。
碑には、「大地震両川口津波記」という長尺の文言と、犠牲者を悼む祈りの言葉が刻まれている。
「山の如き大浪」が立ち、大阪湾に注ぐ数多の川を大量の泥水が逆流、市内の掘割筋に及び多数の落橋をみたとある。
揺れを恐れ船に乗り込んでいた人々が多く亡くなったことを記し、避難行動について警鐘を鳴らす箇所もみえる。
文は、起こった災害について永く伝えるため、毎年碑文に墨を入れ読み易くするよう願って締めくくられている。

新木津川大橋 千本松大橋
中山製鋼所  大正区船町 千本松大橋 橋詰のループ部分
上左は南津守の千本松大橋入口
上右は千本松大橋ループ部分を走る車中から

 上写真四葉は、住之江区北加賀屋の木津川左岸堤防から見たもの。
新木津川大橋は大正区と住之江区、千本松大橋は大正区と西成区を結ぶ。
いずれの橋も高く、橋端はループ状になっている。
ために歩行者には不便で、両橋のたもとには現在も渡船が残る。

木津川河口 南港WTCコスモタワーから

*フレーム解除


▲旧淀川   ▲淀川   ▲サイトトップ