彦根城山崎郭近くの内濠にいたカイツブリ。くっきりと婚姻色が出ています。
土手に立って眺めていてもさほど警戒するふうもなくたっぷり姿を見せてくれたのですが、撮ろうとすると潜る。しかもとんでもない離れた場所に浮上する。アタリをつけて照準を合わせて待っていると正反対のところにぽっかりと出る。この繰り返しで、あまり満足な画は撮れずじまいでした。
カルガモ | ゴイサギ |
内濠にはほかにカルガモがいました。飼われているのか野生なのか定かでないものもいました。
お城の、立入禁止区域であまり人の近づかない林にはアオサギが巣をかけているらしく、上空を盛んに飛んでいました。巣材として藁を抜いていくらしく、庭園「玄宮園」の屋根にはアワビの殻がいくつも置いてありました。光による鳥除けを狙ってのものと思われます。
内濠の城側の林にはゴイサギのねぐらもありました。ざっと見たところ三十羽くらいのゴイサギが寝ていました。とまっている木は別に白くなっておらず、営巣しているかどうかは不明です。
内濠は細かく仕切られていて、区画ごとにつがいのコブハクチョウが飼われています。喧嘩するからか、はたまたまんべんなく配置するためかはわかりません。玄宮園ではサービス精神旺盛な営業部長みたいな個体がいました。
井伊直弼が部屋住みの青春時代を過ごした埋木舎前のお濠にはコクチョウが飼われていました。人の姿を見ると寄ってきて餌をねだります。餌は大半下から上がってきた鯉に横取りされていました。
撮影日 2003/4/6 滋賀県彦根市金亀町