大泉緑地公園 |
大泉緑地公園は、大阪府堺市の東部にある約88haの広大な都市公園で、雑木林と小丘、大小の池から成ります。上のパノラマは最大の池・大泉池です。面積が大きいので鳥にとって良いランドマークとなるらしく、渡り鳥が羽根を休める場所ともなっています。
この日、冬鳥としてはユリカモメやカモたちが、居着きの鳥であるサギ類、森の中の小鳥たち、ちょっと多いかなというくらいいるハシブトガラス、蓮の枯れた中にバン、そしてカワセミを見かけました。
大泉池は北東にある頭泉池と水路でつながっていて、大泉池近くには蓮がたくさん植わっています。
頭泉池からの落ち口付近の狭い水路にはくの字に曲がった木が一本立っています。根方にはビニールテープが巻かれていて人工物であることがわかります。
各地のカワセミ出没ポイントにある擬木と同じ趣向のもので、撮影に都合のいいように配置されています。
カワセミは頭泉池と大泉池の間を行ったり来たりしていて、すこし待っていると見られることが多いです。
撮影用止まり木にやってきたカワセミ |
大泉緑地最大の池・大泉池の東縁には頭泉池から来る水路が流れ込んでいて、池手前には蓮田があり、その上には木製のデッキ状の「はすみ橋」が架かっています。橋の上からは枯れた蓮の茎の突き出ている中にいろんな鳥が隠れているのが見られます。くいっくいっと特徴のある首の動かし方でバンが泳いでいきます。茶色い毛玉のようなものが見えるなと思ったらカイツブリだったり、枯れた蓮の上には大泉池と頭泉池を行き来するカワセミがとまって休んでいたりします。池畔にはヘラブナ釣りと思われる釣り人が数人、その間には最近増えた野良猫がうろついています。
蓮の中を泳ぐバン |
大泉池に浮かぶカルガモ |
撮影日 2001.1.28